無邪気な微笑を浮かべながら、
     天使は鉄爪を引いた…


     第4回公演
テロルの天使
              脚本・演出 遼 平

2002.1.26(土)〜27(日)
ひこね市文化プラザ メッセーホール


 
-STORY-
 熱血だがうだつの上がらないプラザ署生活保安課刑事・高宮ひろしが
署に戻ると、とんでもない事になっていた。何者かが署内に侵入し、
銃乱射テロを引き起こしていたのだ。一人だけ生き残った女子高上がりの
プラザ署生活保安課刑事・本町かおりは泣き叫ぶばかり。そこへ、自らを
テロ対策のエキスパートだと誇示するFBI捜査官・フジオ犬方が現れる。
犬方は若き二人の刑事に「私と共に仲間を卑劣な手段で死に追いやった
テロリストに一緒に立ち向かおう!」と調子のいい事を言うのだが…。
 謎のテロリスト、ミスター・ジョンに育てられた3人の女、キャロル、チロル、
ダッチロールは狂気の思想に洗脳されテロ活動を繰り返す。それが正義
なのだと信じて疑わずに…。

 脚本を書いてる途中で米同時多発テロが起きた。何とタイムリーな事だ!
しかし、それを売り物にするほど落ちぶれちゃいないぜ…、などと訳の
分からない事をほざきながら書いたらいつもとは少し違う作品に仕上がった。
もっと哀しい話にしようと思っていたのにどうしてもできなかった脚本家・遼 平
の人間としての弱さを痛感した一作。観客の一部には今まで一番良かったと
言われ更にショックを受けた。しかしやはり、熱狂的なファンからセットが綺麗
過ぎるとか、バグジーらしくないとか非難を浴びた。

 -CAST-
 プラザ署生活保安課刑事
  高宮ひろし・・・・・たけをっち
 プラザ署生活保安課刑事
  本町かおり・・・・・高楽 東
 テロリスト
  キャロル・・・・・・・竹林鹿乃
 テロリスト
  チロル・・・・・・・・・悠月麻由
 テロリスト
  ダッチロール・・・・梅森 蝶゛
 FBI捜査官
  フジオ・犬方・・・・・遼 平

 -GALLERY-